積層造形用ニッケルチタン合金球状粉末

製品概要

当社の 球状ニッケルチタン（Ni-Ti）合金粉末 は、付加製造（3Dプリンティング）用途向けに設計された高性能 形状記憶合金（SMA） 材料です。 プラズマアトマイズ（PA）またはガスアトマイズ（GA） によって製造され、この粉末は 優れた球形度、均一な粒度分布、および優れた流動性 を示し、 選択的レーザー焼結（SLM）、電子ビーム溶解（EBM）、および直接エネルギー堆積（DED） プロセスに最適です。

Ni-Ti合金（Nitinol）は、その 独自の形状記憶効果（SME）と超弾性 で知られており、 医療、航空宇宙、ロボット工学、およびスマート材料 用途で非常に貴重です。

主な特徴

✓ 高純度（≥99.9％） – 最適な性能のための低酸素および炭素含有量。
✓ 精密な組成制御 – 調整可能なNi/Ti比（通常 50～55％Ni、45～50％Ti）。
✓ 優れた球形度と流動性 – 3Dプリンティングにおけるスムーズな層堆積を保証します。
✓ 制御された粒度分布 – 15～45μm、45～106μm、および106～150μmで利用可能。
✓ 超弾性と形状記憶効果 – 加熱時に元の形状に戻ります。
✓ 生体適合性 – 医療用インプラントおよびデバイスに適しています。

用途

Ni-Ti合金粉末は、 スマート材料、高い疲労強度、および生体適合性 を必要とする業界で広く使用されています。

• 医療：ステント、矯正用ワイヤー、骨インプラント、外科用ツール。

• 航空宇宙：アクチュエーター、展開可能な構造、振動ダンパー。

• ロボット工学および自動車：マイクロアクチュエーター、スマートセンサー、適応型コンポーネント。

• 家電製品：フレキシブルコネクタ、マイクロメカニカルデバイス。

• 防衛およびエネルギー：適応型構造、サーマルスイッチ。

技術仕様

化学組成

利用可能な粒度分布

物理的および機械的特性

• 密度：〜6.45 g/cm³

• 融点：〜1240～1310℃（2264～2390°F）

• 変態温度（Af）：調整可能（-50℃～+100℃）

• 引張強度：800～1100 MPa

• 破断時伸び：≥15％

• 形状記憶回復率：≥98％

梱包と保管

• アルゴン充填の防湿バッグに真空密封（1kg、5kg、10kgオプション）。

• 乾燥した涼しい環境で保管（<25℃、湿度<30％）。

• 保管寿命：適切な条件下で12か月。

当社のNi-Ti合金粉末を選ぶ理由

✓ 高品質のアトマイズ – 優れた球形度と低気孔率を保証します。
✓ カスタマイズ可能な変態温度 – 特定の用途に合わせて調整されたAf（オーステナイト終了）。
✓ 生体適合性および医療グレード – インプラント可能なデバイスのASTM F2063に適合。
✓ 技術サポート– プリンティングパラメータと合金のカスタマイズに関する支援。